結局どこかでリスクを取る必要があるということ。
— 都内開業医の日常 (@child_doc555) February 8, 2025
惰性で勤務医を続けるのは、資産を現金でずっと持っておくという発想に近い。
リスクを取ってないつもりが、それが一番リスクが高かったという話。
リスクのない人生なんて、ないんだよ。 https://t.co/ChIeG9j6BD
これは言いえて妙だと思います。
開業はリスクを取る行為です。それ故に高いリターンがありえますし、低いリターンもありえます。しかし勤務医を続けるのならそれが安泰ということもありえません。
現金は安全という考えで2020年からずっと現金を持ち続けた場合、今や激しい円安でその価値は2/3位になってしまっています。外国のすべてのものが1.5倍くらいの値段になっていますもんね。
これから開業医もなかなか厳しいとは聞きますが、勤務医を続けることが正解になるとは限りません。医局人事で研究や論文を書いている医者が高い給料をもらえるのはおわりかもしれないのです。
開業医も病院も大幅な物価上昇や事務職などの人件費高騰、建設費上昇の影響を等しく受けています。
順天堂大学 新病院整備断念 埼玉県に広がる波紋 さいたま市
こうやって新病院や建て替えを諦める病院が多数出てくるでしょう。
未来はだれにもわかりません。ひょっとしたら勤務医が大勝利する未来もありえます。
一般的な見方としては20年後には医療需要そのものが減少し開業医も勤務医も患者の取り合いをすることになります。病院も集約化がすすみ働き方はホワイトになる一方給与は下がる傾向でしょう。(相対的に部長職など役職が減ってしまうため)
開業医はいままで以上に勝ち組と負け組がはっきりしてしまうでしょう。
そんななかでどう生き残っていくか?どの選択をしても安全策はありません。他より相対的優位に立っていくしかないのではないでしょうか。